田中宇 の国際ニュース
初めてです
3日分のニュースを記載していきます。
トランプさんの理不尽極まりない裁判を
心配はしてませんが
トランプさんの心労がちょっと気にはなりましたね。
当たり前ですが
当たり前に終わりました。
何ともアメリカの大国とは
何を持って大国か
恥の大国
そんな風に言ってる私も右も左も分からない時には
バカで
新聞を読み、テレビはニュースを観てと
バカをしてて
恥ずかしい限りです。
でも現在は洗脳もなくなり
クリアこの上なく
恙なく過ごせてます
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米民主党内乱、トランプ勝算の急増
2024年7月3日 田中 宇
トランプ は完全無罪 になった。
バイデンの認知症が暴露され、民主党が急速に分裂している今のタイミングで
トランプが無罪になり、濡れ衣裁判を多発した検察や裁判所の裏にいる民主党や
諜報界の方が犯罪者であることが露呈 した。これは劇的だ。
(Trump sentencing postponed after Supreme Court ruling )
トランプの優勢と、民主党の劣勢が増している。民主党は多分候補を差し替えられず、不人気なバイデンのままでいく。民主党は分裂が加速し、選挙不正もやれなくなっていく。
11月の大統領選でのトランプ勝利 が確定したと考えられる。
トランプは、返り咲いたらどんな政策を展開するのか。
最近、トランプの元安保担当補佐官(Robert C. O'Brien)が、
2期目のトランプの世界戦略とおぼしきものを発表したが、それは主軸を
欧州を舞台としたロシア敵視から、アジアを舞台にした中国敵視 に移すものになっている。
( Trump cabinet hopeful wants the 'Israel model' for US China policy | Responsible Statecraft )
トランプは以前から「大統領になったらすぐにロシアとウクライナを和解 させる」と言っているが、米国で今回バイデンが沈没してトランプが優勢になるとともに、ウクライナではゼレンスキーがロシアとの停戦和解に言及し始めた。単なるはったりかと思っていたら、プーチンやトランプと親しいハンガリーのオルバン首相 が、開戦後初めてウクライナを訪問してゼレンスキーと会った。
( MoA - Zelenski Changes His Peace Plan (moonofalabama.org) )
( Viktor Orban Urges Zelensky For 'Quick Ceasefire' In First Visit Since War's Start | ZeroHedge )
トランプは覇権放棄屋だったが、それはもうやめるのか。このあたりについて分析が必要だ。
( Why the Russia-US conflict will outlast the Ukraine crisis (rt.com) )
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欧州エリート支配の崩壊
2024年7月4日 田中 宇
欧州は、支配するエリート層(中道派、左派)が失敗の連続で信用を失墜している。
エリート層は、対米従属でやったウクライナ戦争に失敗し、
対露制裁でロシアからの安価な石油ガス輸入を止めたので経済が自滅。
無根拠な地球温暖化人為説に基づいて進めた石油ガス制限でも経済が自滅。
左翼リベラル思想に基づいて進めた中東からの移民の積極受け入れ策も
社会混乱しか招かず失敗した。
エリート層は多方面で失敗 したのに政策を転換せず、対米従属もやめていない
(安保面で牛耳られているので対米自立できない)。
欧州の人々は、エリート層に愛想を尽かし、各国の選挙で次々とエリート層が敗北し、
代わりに草の根から出てきた右派 が台頭している。
(同盟諸国を自滅させる米国 )
東欧のスロバキア では、右派のロベルト・フィツォ(フィコ)首相 が5月に銃撃 されて重傷を負った。
西欧と米国のリベラルエリート層と背後の諜報界が、
スロバキアの野党系を動かしてフィツォを消そうとした。(なんでも殺人で決定という愚か者の集まり)
欧米のリベラル系マスコミは、極右のフィツォが銃撃されるのは自業自得だといった感じの記事を出した。
安倍晋三が殺されたのは自業自得だと騒いだ日本のマスコミ と同じだ(両者とも米諜報界の傀儡)。
(Slovakia's Fico Blames Assassination Attempt On 'Hateful' Opposition & Its International Backers )
フランスはいずれ右派が政権 をとる。これは確定的だ。ドイツや北欧でも同様の状態だ。イタリアは、すでに右派が政権にいる。ハンガリーの右派首相オルバン は、オーストリアやチェコの右派与党と連動し、欧州議会などで全欧的な右派連合を強化していく動きを開始した。
オルバンは、米国のトランプのMAGA とも連携している。欧米のリベラルからの敵視に反論しているロシアのプーチン とも連携している。これは拡大していくだろう(オルバンが殺されない限り。いやむしろ殺されても)。
(Hungary's Orbán Announces New 'Patriots For Europe' Alliance With Austrian & Czech Nationalists )
EUは上層部が交代し、新たなEU外相(外務安保上級代表)に、エストニアのカヤ・カラス首相が就くことなった。旧ソ連の小国であるエストニアは、冷戦後に独立してEUやNATOに入り、米国に誘導されてロシア敵視の小道具 として使われてきた。
(Is EU foreign policy chief Kaja Kallas in the right job after all? )
カラスは以前から積極的にこの流れに乗り、米傀儡のロシア敵視屋としてエストニア首相になった。そして「ロシア全体をエストニアぐらいの広さの無数の小国群に分割するのが目標だ」といった感じのネオコン的な発言 をしている(大英帝国は、アフリカを無数の小国群に分割して恒久弱体化した。ネオコンは、中国を多数の小国に分割して民主化すべきだと提案した)。
(NATO Country Says Goal Should Be Breakup Of The Russian Federation )
欧州エリート は今後も超愚策をやり続け、崩壊していく。その方向性がすでに不可逆的に確定していることは、欧州エリートを誘導して各種の自滅策をやらせてきた世界経済フォーラム(WEF、ダボス会議の主催者)の50年以上の指導者・創設者であるクラウス・シュワブ が5月に辞任し、その後在任中のセクハラ問題が噴出して汚名 にまみれたことからも感じられる 。
(WEF Kingpin Klaus Schwab Accused Of Sexual Harassment )
ゼレンスキーが和解に傾いているのを阻止して戦争を長期化するため、米国がウクライナ軍を動かしてベラルーシ国境沿いに結集させている。
ウクライナ戦争がベラルーシに拡大し、停戦の話が潰れるかもしれない。ドイツはうれしいよね。
(Lukashenko sounds alarm on Ukrainian troop movements near Belarusian border )
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対露和解を望み始めたゼレンスキー
2024年7月6日 田中 宇
米国側のマスコミは、オルバンのウクライナ、ロシア訪問を報じているが、
それがゼレンスキーの依頼によるという話は出していない。
オルバンの勝手な動きにEU上層部が怒っているという(浅薄な)話だけだ。
しかしロシアのメディアなどは、6月末から、ゼレンスキーが対露和解 したい姿勢を見せていると指摘してきた。
(Zelensky preparing ‘plan to end war’ )
(オルバンは7月1日から輪番制のEU議長になったばかりだった。オルバンはEU議長として露ウクライナを訪問したのでなく、欧州きっての親露指導者としてゼレンスキーに頼まれたので動いただけだろう。しかし、EU上層部は「EUに委任されてないのに勝手に仲裁役をやるな」と非難している。オルバンは「平和を実現するのに誰かの委任なんて必要ない 」と言い返した。格好良い)
(I don’t need a mandate to promote peace - Orban )
(Hungary's Orban To Meet With Putin In Moscow Following Trip To Kyiv, Angering EU Officials )
6月前半の、中身のないスイスでの和平サミットは米国の差し金で、何も成果を生まないことが事前に明白だった。
スイスサミットが失敗したのでやむを得ず、という口実をつけつつ、
ゼレンスキーは6月末から、対露和平交渉の必要性を言い始めた。
だが、欧州も米国も無視して動かなかった。
それでゼレンスキーは、親露なオルバンに仲裁を頼み、オルバンが動き出したと考えられる。
前回の記事に書いたとおり、ドイツのショルツ首相は、ゼレンスキーが対露和解することを、
対露降参と呼んで猛反対している。フランスのマクロン大統領は国内で人気が急落し、
それどころでない。
フォンデアライエンのEU上層部 はロシア敵視一辺倒だ。米国が対露和解を望むはずもない。
(欧州エリート支配の崩壊 )
米国があまり妨害せず黙認すれば、近いうちにロシアとウクライナが停戦する。
停戦しても、米国側のロシア敵視や対露制裁は続く。
ウクライナは対露和解するが、米国(米欧日)はそれを無視してロシア敵視を続ける。
ロシア敵視は「ゾンビ化」して続く。
米国としては、ウクライナ軍が完全に壊滅して露軍がウクライナ南部を占領し、
ウクライナ西部がポーランド領になる傾向が強まってウクライナが消滅して戦争が終わり、
ロシア敵視の構造自体が消えるよりも、ウクライナ国家が残ってロシア敵視をゾンビ化して続けることを望んでいる。
(Why the Russia-US conflict will outlast the Ukraine crisis )
プーチンは、ウクライナと一時的に停戦するのでなく、これを機に恒久和平の体制を作りたい、と言っている。
それを、どうやって実現する気なのだろう。
(Putin Tells Orban Moscow Ready For 'Complete & Final End' To Ukraine War )
中国政府は最近、ウクライナ和平会議を主催することを提案している。6月13日にはゼレンスキーと習近平が電話会談 した。(ビックリ )
(Beijing-Hosted Ukraine Peace Conference? Why Not )
中露BRICS は、ウクライナ戦争を米国側からひったくって停戦和平して終わらせ、
戦後のウクライナを非米側に取り込んで復興していくつもりでないか。
ゼレンスキーも、そうしたいのだろう。
トランプが米大統領 に返り咲いて ウクライナ和平を仲裁する前に、
中露BRICSに取られてしまう。これが実現したら、
それは世界の非米化や多極化を象徴するものになる。
オルバンのモスクワ訪問が決まった直後とおぼしき7月4日、
プーチンは「多極型世界が現実のものになった」と宣言している。
(Multipolar world becomes reality, Putin says )
(Moscow Pact: Will Russia unite the disunited world? )
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そもそもが長~い
国際ニュースを3日分は、
オトロシイ
トランプさんが再選 で戦争が終わると世界が平和になる
嬉しい